プロローグ:プロローグの名の下に縛りを無視するファンガツ(戦闘シーン入れろよ)


***


同時刻。


いや、3分前だったかな。
ちょっと待って時計見てみる。

あ、2分前だ。
えっ部屋の時計とケータイの時計が違う?
どっちが進んでてどっちが遅れてるの?
えー117、117…って、ちょっと圏外ってどういうこと?


「うるせえ!もう同時刻でいいよ!アバウトでいいよ!!
早く話進めろよ!!」



ひい!すいません!!
えー、ど、同時刻。
被検体005こと馬場伴子(ババン子)は
見慣れぬ景色に動揺を隠せずにいた。
白い壁、白い床、白い天井…みるもの全てが真っ白だった。

「どこなの、ここは…?なんでこんな場所にいるの…?」

ponとほぼ同じひねりのないセリフを言うあたりは
まだまだ女優として駆け出しなのだった。


「んなこたどうでもいいだろ!!
大体目が覚めて知らない部屋にいたら皆似た様な事言うわ!!」



ひい!ごめんなさい!!
えーと…伴子はなんやかんやでponと同じような経緯でメモを見つけた。


「略しすぎだなあ…(ブツブツ)えーと…
何なんだ?このメモは…?とにかくこの部屋から出て仲間を探さないと!」

ガラララッ!

「引き戸かよ!!近未来っぽい部屋なのに!!
まあ、いいわ。とにかく仲間探しね」


***いっぽうそのころ***

職員A「ペロッ、これは…Tウィルス!」
職員B「Tウィルスおいしいです(^q^)」
職員C「あばばばばばば(^q^)」

***ほうこくおしまい***


廊下はさほど長くなく別の部屋にたどり着いた。
ドアの前に立つと音もなくドアが開く。
警戒して中の様子を伺うが特に何もないようだ。
ゆっくりと部屋に足を踏み入れた瞬間…


ピロピロピロピロピロピロ
ピロピロピロピロピロピロ


ちょっとしょぼい店に入った時に鳴る音かよ!!
何なんだいったい、この建物は…」

「ようこそ。ここはテストチェンバー1です。
あなたの持っている能力を活性化するため19のテストがあります。
あなたの能力とは…」

無機質な女性の合成音声が部屋に響き渡る。
その声の言うところによると伴子の能力とは

・壁や床、天井に2種類の穴(概念としての)を開けることができる。
・その穴は物理法則を無視してつながっており、
 片方の穴に入る事で片方の穴から出る事ができる。
・一度にあけられる穴は一対のみ。違う場所に穴をあけると元の穴は閉じる。
・目視できる場所にならどこにでも穴は開けられるが
 透明なガラスやアクリル板などがある向こう側には開けられない。

というものだった。
ぶっちゃけほぼPORTALのパクリだった。

「元も子もない事言うな!
とにかくあの部屋からここまで一本道。
先に進むにはこのテストをクリアするしかないのか…」

しかし目の前には到底乗り越えられそうにない段差があり
その先にドアがあるようだった。

「能力っていきなり言われてもなー。どうやってやるんだよ。
えっと、こんな感じかな?どどん波ー!なんつってw」


バシュウ!!


「えーこれでいいの?でも2種類ってどうやんの?
中指で?えい!…ダメか。まあポーズ的にまずいしな。
じゃあ左手かな?えい!」


バシュウ!!


「やった!つーか上に行かなきゃいけないんだよな…
じゃあ左手で天井に穴あけて飛び降りればいいわけだ。

よっ!…と。

楽勝楽勝♪つーかこの能力便利だな。
家と会社つなげばギリギリまで寝れるな」

なんやかんやでテストを全てクリアした伴子。
無機質な廊下を一歩一歩慎重に進んでいく。
その曲がり角の向こうでアンデッドと化した職員が
息を潜めている事にまだ気づいてはいなかった。

「あー。それにしてもいつ帰れるんだろ。
またツイッターで皆とおしゃべりしたいのに…
そういえば昨日こしあんさんがつぶやいてた糸ようじツイート面白かったなw」

***モノマネにて***

「宙吊りの 家に浮かぶ 糸ようじ」

「断崖の 頂上に浮かぶ マリア像は 小林製薬の 糸ようじ」

***モノマネ終了***

???「プ、プププ…ククク…ギャハハハハハハ!!」ドサッ

「!?!?」ドキーン

突然廊下の角の向こうから聞こえた笑い声に驚く伴子。
仲間か?そう思い駆け寄る。
そこにはまああのいわゆる典型的なゾンビが倒れていた。

「何なんだこいつくっせえ…」

???「そいつはアンデッド。つまりゾンビだ。不死だが、笑うと死ぬ」

「今度は誰!?」

???「君はそいつの弱点を知らないうちについてたってワケだ。ラッキーだったな」

声の主は廊下の角の向こうにいるようだった。
壁に映るシルエットが長身の男だと物語っていた。
伴子は少しずつ、その影の方へと足を運んでいった。